減価償却費は、どのくらいになる??

市川竜也@小林会計

2015年07月06日 17:22

 
一定金額以上の資産を取得したときは、
固定資産に計上して、減価償却費を計上する形になります。

減価償却費は、定率法と、定額法の2種類があり、
法人の場合は、定率法が法定の償却方法になります。

定率法の計算式としては、

未償却残高×償却率

という計算式になります。

償却率は、以下のように設定されています。

耐用年数 償却率
2年 1.000
3年 0.667
4年 0.500
5年 0.400
:    :


ざっくりと上記のような形になります。

仮に、期首に100万円の資産を購入した場合は、
以下のような減価償却費になります。


耐用年数2年の場合 100万円×1.000=100万円
耐用年数3年の場合 100万円×0.667=66万円
耐用年数4年の場合 100万円×0.500=50万円
耐用年数5年の場合 100万円×0.400=40万円
   :           :
 

耐用年数2年の場合は、100万円が減価償却でき、
税金対策的には、非常に大きな金額になります。

実際に、耐用年数2年の資産は少ないのですが、
中古資産の場合は、耐用年数2年になるケースがあるので、
留意が必要かと思います。

耐用年数が何年だと、
だいたいいくらくらいの減価償却の金額になるのか、
一つの目安にして頂ければと思います。


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